鶏の唐揚げの下味、皆さんはどうやってますか?
以前、私自身もブログで紹介したことがありましたが、意外とブレてしまったり、漬け時間が長くて水分が抜け、少しパサついてしまうことがありました。
正直、人によって違うし、レシピを検索してもどれも似たり寄ったりかと思います。
目標は、ブレずに程よく味が入り、ジューシーに仕上げるために、水分が抜けにくい方法です。
もっと良い方法がないものかと、考えたり、試したり、調べたりした結果、これが一番理にかなっていて、ブレずに美味しく仕上がる方法を見つけたので紹介していきます。
使う材料も少なく、ほぼ間違いなくご家庭にあるもので出来てしまうので、とてもシンプルで簡単です。
では早速紹介していきます。
「鶏の唐揚げ」下味の方法
色々と試して一番美味しくなった方法です。
先に参考にさせていただいた記事を紹介します。
神田にあるお店です。
こちらから方法を引用させてもらいます。
- 鶏肉をお好みの大きさにカットする。
- 水100cc、砂糖10g、塩5g(ブライン液)を混ぜておく。
- 鶏肉にブライン液を2~3分揉みこむ。
- 10分置き、ザルに上げる。
- お好みの下味を入れる。
以上です。
今回の肝となるブライン液ですが、下味を入れる前に水分を補充しておくことなのですが、ただの水だけでは効果は薄れます。
次になぜこの方法が良いかという所と、肝心の下味は?
と言う点について説明します。
ブライン液を使う理由
この方法がなぜ良いかと言う事について説明します。
まず直接塩をまぶすと、浸透圧の関係で、鶏肉の水分が出てしまい、味はつくけど固くなってしまいます。
塩水にすることで、鶏肉の水分が出ても塩水が鶏肉に入っていくので、水分が減りません。
また、その際に細胞膜を壊しながら浸透していくので、結果柔らかくなります。
砂糖を加える理由です。
砂糖には保水効果があります。
一度含んだブライン液を揚げた時に流出を抑えてくれることで、ジューシーに仕上がります。
また、軽く甘味が浸透しているので、純粋に下味としても機能し美味しくなります。
後から砂糖を下味で入れようとすると、中まで浸透しにくくなり、焦げやすくなってしまいます。
これがブライン液の効果です。
次は下味です。
下味の方法
ブライン液を含んだ鶏肉に下味をつけていくわけですが、すでに少し、甘味と塩味が入っているので、あまり強めに味をつけない方がおすすめです。
どちらかというと「風味付け+塩味少々」といった感じでつけましょう。
風味はにんにくや生姜、塩味は塩や薄口しょうゆで十分です。
この四種類を少々入れる程度で下味は問題ありません。
下味については以前の記事を参照してください。
下味はもし食べてみて薄いと感じたら、油淋鶏たれやおろしポン酢などをかけることで補う事も出来ます。
ただ、濃すぎると後戻りできないので注意しましょう。
揚げ方
ここまで準備し、肝心の揚げ方を失敗すると台無しになってしまいます。
基本的には二度揚げをおすすめします。
分からない方はこちらを
また、片栗粉か薄力粉で悩む方もいると思うので、こちらも確認しておいてください。
揚げ方については上記ふたつの記事を参考にしてください。
まとめ
今回は唐揚げの下味についてでしたが、下味の下味とイメージしてもらった方がわかりやすいかもしれません。
水、砂糖、塩を混ぜ合わせるだけでしたが、これを行うだけで全然唐揚げが美味しくなるのです。
特殊な調味料も必要なく、手間も少ないのに効果は絶大です。
是非試してみてください。
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