かき揚げと聞くと、難易度が高そうで、あきらめてしまいがちです。
揚げ物、特に天ぷらの知識があればそこまで難しくありません。
今回は失敗を減らすために「てんぷら粉」を使った作り方をご紹介します。
ただ、卵、水、薄力粉で作った方が、極めたら美味しくなります。
まずは揚げ物の知識ですが、わからない方はこちらから。
これで揚げ物も簡単。衣に対する考え方と、小麦粉と片栗粉の違い
前回に続き、揚げ物をテーマにしていきます。
今回は、何のために衣をつけたり、粉をまぶしてあげるのか?
唐揚げは、小麦粉と片栗粉どちらが良いのかを、説明していきます。
それでは早速作り方です。
かき揚げの作り方
注釈が必要な部分は後程触れます。
- 具材を切る。
ネタは揚げて美味しくなるものでしたら、何でも構いません。
例:桜エビ、イカ、玉ねぎ、人参、ごぼう、アスパラ、とうもろこし等
※基本的にメインではなくても玉ねぎは入れた方が良いです。 - 衣を作る。
今回は「てんぷら粉」で作るので、お持ちのてんぷら粉に表記してある作り方で、水と合わせてください。 - 打ち粉をする。
薄力粉を少量、具材全体にうっすら層ができるくらいまぶします。 - 衣と合わせる。
先ほど作った衣を合わせます。
具材全体にまんべんなく絡めるのですが、これも入れすぎでびしゃびしゃにならないように気を付けてください。 - 揚げる。
170度~180度の油で揚げます。
具材を素早く何度かに分けて油に入れていきます。
最初は油の中で散らばってしまいますが、それを箸やスプーンなどで寄せ集めます。
そうすると、具材がつながります。
あまりぎゅっと寄せてしまうと、中まで火が通りにくくなってしまうので、広く浅くのイメージです。
ある程度落ち着いたら、裏返してください。
全体がパリッとしたら、油から上げます。
以上で完成です。
初めは上手くいかないかもしれませんが、上記の通りに作れば、必ず上手く出来るようになってきます。
玉ねぎを入れる意味
かき揚げって、かなりの割合で玉ねぎが入っていますよね?
知らないで使っている方もいるかも知れませんが、意味があります。
そもそもかき揚げはカリッともしくはサクッとして欲しいですよね。
そのためには、具材が密集しすぎていると、どうしてもべちゃっとしてしまいます。
玉ねぎが入ることで、素材と素材を繋ぎ、余白が出来るので、密集しにくくなります。
また、揚げると甘みが増すので、かき揚げには使い勝手の良い食材だというわけです。
打ち粉の効果
てんぷら粉の場合は打ち粉がなくても、出来てしまうものもありますが、それでもかき揚げの場合は使った方が良いのではないかと思います。
打ち粉は、素材と衣の接着剤だと考えてください。
だから、つけすぎたらべちゃっとしてしまいますし、つけなかったら、具材同士がくっつかないのです。
意外と大切な工程です。
まとめ
文章にしてみると簡単なのですが、いざ実践してみると、意外と最初はうまくいかないかもしれません。
上記の工程をほぼ完璧に行はないと、うまくいかない事が多いです。
もし、失敗した時には、何かが抜けていたり、打ち粉の量を間違えたり、衣が多すぎたりが考えられます。
その時は、一度見直し、色々と調整してみてください。
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