料理をある程度作り始めると、「切る」「茹でる」「揚げる」など、単一の基本の調理法が出来るようになってきます。
まず、この基本動作をしっかり理解し、出来るようになることが最初の一歩ですが、ここからさらにステップアップするには、この基本動作を組み合わせを覚える事が大切になってきます。
まずは基本の調理法をしっかり身に付けましょう。
基本の調理法
基本の調理法は、料理上達には必ず身に付けなくてはなりません。
なんとなく作るよりも、一つ一つしっかりと理解しましょう。
切る
ほぼ全ての料理に精通する動作です。
この動作は料理の仕上がりの見た目や味にも大きく影響してきます。また、スピードも大切です。素早く切れるようになることで料理自体の完成する時間が大きく変わってきますので、しっかり身に付けましょう。
まずは簡単に要点をまとめます。
和食、洋食などジャンルが違うと若干異なることもあるので、家庭料理で使いやすい「和食」な考え方で説明していきます。
- 正しい握り方を覚える。
- 包丁の先から切りはじめ、刃の付け根で切り終える。
- 左手(右利きの場合)は猫の手で。
- 食材の細胞をつぶさないように。
その他にも細かいことはありますが、最初に意識するのは上記の事です。
正しい握り方で、つぶすのではなく、包丁全体を使い切るイメージを持つ事です。
煮る
こちらもよく使います。
青菜など葉物を茹で方です。
- 沸騰した熱湯に塩を少量入れる。
- 青菜を根に近く太い方から熱湯に入れる。
- 葉の部分を入れる。
- すぐに冷水で冷ます。
- 冷めたら軽くしぼり水気をとる。
以上です。
根菜などは以前記事にしたのでご参照ください。

まずは基本の茹で方を覚えた後に、煮物の作り方も覚えましょう。
揚げる
ご家庭で作るのは、少し大変ですが、揚げ物があるとバリエーションが増えるので身に付けておきたい技術です。
こちらも以前の記事をご参照ください。


揚げ物を覚えると、他の料理との組み合わせが広がります。
炒める
こちらもご家庭でよく使う調理法です。
簡単な動作に感じますが、しっかりと理解することで、栄養も逃がさず、美味しくなります。

揚げ物との組み合わせも出来るので、しっかり覚えておきましょう。
蒸す
蒸し器がないとなかなかできませんが、蒸すことの考え方を理解することで、蒸し器がなくても蒸気の使い方はわかると思います。

以上の基本的な調理法を理解し、素早く出来るようになることが料理上達、応用に繋がります。
基本の組み合わせ
上記の基本を身に付けた後に、組み合わせる事でバリエーションも増え、スピードやクオリティも上がります。
例えば、炒めものを作っている時に、最後に素揚げした野菜を合わせる。
これにより、一緒に炒めるよりもスピードが上がり、さらに色もきれいに仕上がります。
組み合わせの料理例をいくつかご紹介します。
組み合わせ 例
里芋のから揚げ
里芋に味をつけて炊いた後に、片栗粉をつけて揚げます。
かにやそぼろであんをかけても美味しいです。
茹でる→揚げるの組み合わせです。
大根のから揚げ
里芋と同じです。
こちらも、茹でる→揚げるです。
カツ煮
豚肉や鶏肉で作りますが、トンカツやチキンカツを揚げ、その後濃いめの出汁に入れ卵でとじます。
これは揚げ物→煮物です。
レンコン饅頭
れんこんをすりおろし、卵白を入れ形を作り、一度蒸します。
その後揚げる事で、美味しくなります。
蒸す→揚げるです。
ほんの一例ですが、組み合わせはまだまだありますし、自分次第で作る事もできます。
まとめ
組み合わせなくては出来ない料理もありますが、組み合わせる事でクオリティとスピードを上げる事ができるものもあります。
それぞれの基本を理解することで、自分自身で組み合わせ、効率よく料理できるようになります。
これが出来るようになることが、料理が上達することに繋がります。
そして、料理が楽しくもなってきます。
基本を覚え、自分なりの組み合わせを考えてみましょう。
コメント