せっかく美味しく出来た麻婆豆腐ですが、豆腐を入れてとろみをつけたら、豆腐がくずれ、味も少しぼやけてしまった経験があると思います。
そこで、今回は豆腐をくずれないようにする麻婆豆腐の作り方をご紹介します。
麻婆豆腐の素を使った場合は少し変わってくるかもしれないので、今回は、自家製に限ります。
豆腐の下処理と入れるタイミングが重要になってきます。
まずは豆腐の下処理です。
豆腐の下処理
一番大切な部分です。
豆腐の水分を少なくすることです。
重しをのせて、水切りするパターンもありますが、今回は簡単ですぐに出来る方法をご紹介します。
それは、豆腐に火を入れる事です。
ボイルしたり、蒸したりすることで、豆腐から水分が出ます。
もしくは、電子レンジでも可能です。
重しをのせるよりも早く、多くの水分が出せます。
お好みのサイズにカットし、沸騰したお湯に入れ、中まで火が通ったらザルに上げます。
麻婆豆腐の場合は後の工程を考え、小さめのダイス型に切ることをおすすめします。
逆に柔らかくなってしまう気もしますが、ザルに上げ、少し冷めてくると、硬くなり、水分が抜けたことが分かると思います。
ただ、ザルに上げる時は、慎重にお願いします。
茹でたての瞬間は、柔らかい状態なので。
豆腐の下処理はこれで終了です。
この工程により、豆腐から水分が抜け、弾力が生まれ、麻婆豆腐に入れてもくずれにくくなり、水分が出ているので、味も薄まりずらくなる訳です。
ここまで出来たら後は入れるタイミングです。
豆腐を入れるタイミング
私自身もこれで失敗した経験がありますが、せっかくここまで準備したにも関わらず、豆腐を入れて、味を調え、とろみをつけたら、けっきょくぼろぼろになってしまう事があります。
水分を抜いても、かき混ぜすぎると、やはりくずれてしまいます。
入れる量にもよりますが、豆腐で少し味が薄まる事を想定し味をつけておきます。
そして、中華鍋やフライパン、手付きの鍋など振るだけで混ぜられるような鍋を使います。
とろみをつける直前に豆腐を入れるのがベストです。
ただ、水溶き片栗でとろみをつけるのですが、レードルや木べらなどでつぶすように混ぜない様に気を付けてください。
とろみをつける時の基本ですが、しっかりと沸騰している状態で水溶き片栗を少しづつ入れていきます。
鍋をゆすりながら、沸騰して泡立っている状態の中に入れると、けっこう混ざります。
おたまなどで、軽くすくい上げる程度で十分です。
これで、うまく出来ると思います。
まとめ
中華料理屋で普通に四角く出てくる、麻婆豆腐の豆腐ですが、いざ自分で作ってみると、意外と難しいものです。
上記のように作れば、成功率も上がり、見た目も味も良くなることでしょう。
ちょっとしたひと手間で、仕上がりがかなり変わってきます。
それは麻婆豆腐に限らず。
その為にはある程度の知識が必要なので、料理を上達するには、少しだけ勉強もしなくてはなりません。
コメント
勉強になります!ありがとうございます!
mitachiさん
お役に立てて光栄です。