スーパーでパン粉を買う時に、ドライパン粉と生パン粉がありますが、よくわかってないとどちらを買うか迷いますよね?
もちろんどちらを選んでも間違えではありませんが、用途によって使い分けるのが一番です。
ご家庭でお買い物を頼まれ、どちらを買うか迷った場合はドライを選んだ方が無難です。
それではそれぞれの特性についてご説明していきます。
ドライパン粉と生パン粉の違い
もちろん両方とも主な原料は「パン」です。
ドライパン粉は水分を14%以下に乾燥させたものを言います。
ドライパン粉の特性
乾燥していて、目も細かいため、揚がり時間が早く、ボリュームは生に比べると小さくなります。
早めに火を通したいものや、串カツなどの小さなものに向いています。
また、保存性も高いです。
生パン粉の特性
生パン粉の中にも目の粗さが三種類あります。
どれもドライパン粉よりもサイズは大きいです。
ボリュームを出したい料理に使います。
トンカツやエビフライなどに使うとボリュームが出て、美味しそうに見えます。
生なので、揚がるまでに時間がかかります。大きい食材を揚げる料理に向いています。
難点としては、保存性が低いという事です。比較的多めの量で販売している事が多いので、小分けして冷凍保存することがおすすめです。
ハンバーグに向いているのは?
ハンバーグのつなぎとして使う事も多いですが、レシピを見ると、「パン粉」としか書いていない場合があります。どちらを使っても問題ありませんが、使い方によって仕上がりに差が出てしまいます。
・ドライパン粉の場合
牛乳で戻す必要があります。
そのまま混ぜ合わせると、パサパサになってしまう場合があります。
また、牛乳で戻す事により、独特の乾燥臭を牛乳の消臭効果により消すことができます。
・生パン粉の場合
牛乳で戻す必要はありません。
もし、牛乳で戻した場合は、水分が多くなりすぎてしまうので、水分をしぼってから混ぜないと、仕上がりが柔らかくなり過ぎてしまう事があります。
家庭で使う時は?
それぞれの特性はご理解いただけたと思いますが、問題は使い方です。
家で小さい鍋で、少量の油で揚げる場合は、ドライパン粉をおすすめします。
生パン粉で揚げると、温度が下がるため、パン粉が油を含んでしまい、なかなか上手く揚がりません。
もし、ご家庭で本格的に生パン粉を使って調理したい場合は、多めに油を使い、一度に揚げる量を少なくし、高温の状態を維持することが大切です。
せっかく高価な食材を手に入れても、揚げ方が悪いと台無しになってしまうので気を付けてください。
まとめ
使い方や保存方法を理解していれば、どちらを使っても問題なく料理できます。
例外はありますが揚げ物に使われることがメインになるので、揚げ物の知識や油の温度管理は先に身に付けておく必要があります。
揚げ物は失敗すると、食材に油を含んでしまい、ベチョっとしてしまいます。
最低限の知識を身に付けてから調理しましょう。
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