料理人は常日頃から料理の事ばかり考えている人が多いです。そのため、普通に行っている作業が、家庭では知られていないけれど、素早く綺麗に料理をするコツがあったりします。
おそらくいっぱいあると思いますが、思いついた事から何点か挙げていきます。
今回挙げる以外にも思いついたら、また公開していきたいと思います。
ごぼうのささがき
これは知っている方も多いと思います。
まず正解から
ごぼうはまな板に置き、太い方からささがきをしていきます。
そして、左手はごぼうを回し、包丁を持つ右手は下に力を入れずにごぼうに沿って包丁をスライドさせます。
これだけで、薄く綺麗なささがきができます。
よく見かけるのが、左手でごぼうを持ち上げてささがきをしている光景です。
持ち上げる事で、角度がつくことにより、余計に難易度が上がってしまいます。また、手で持ち上げているので、意識はしていても動いてしまいます。それによって安定感がなくなり、まばらなささがきになってしまいます。
不安定な物を切る時
形が丸かったりして、包丁を持っていない左手がぐらついて切りにくい瞬間が稀にあると思います。
この時に、左手の手のひらの付け根をまな板につけ、食材を持つと安定して切りやすくなります。
たったこれだけ?と思うかもしれませんがやってみると、意外と安定することに少し驚きます。
鯵のゼイゴ
魚をおろさない方には分からない事ですが、アジには尾ひれから固いウロコの集合体のようなものがあります。
これを先に取らないと、ウロコも完全に取り切れないので最初に外します。
この取り方は実はあまり知られていません。
まず、尾ひれの方から包丁を入れていきます。
そして、真ん中あたりで固い部分はなくなりますが、そこからさらに左上に薄く続き、頭の手前まであります。
これを全部取り切る事で、ウロコをしっかりと取り切る事ができます。
ネットや本などを見ても、固い部分をとるだけで終わりになってしまっていますが、後半の薄い部分を皮を傷つけず削がないと、その部分と周辺のウロコが取ろうとしても残ってしまいます。
これに関しては、料理人でも知らない方はいます。
根菜は水から、葉野菜はお湯から
これは常識的にはなってきていると思いますが、念のため。
若干例外もありますが、野菜を茹でる時の基本ですね。
根菜は均等に火を通すために水から茹でます。
葉野菜は火が通るのが早いので、色や栄養を逃さないために、サッと熱湯で茹でます。
根菜の茹で方はこちらを見てください。
まとめ
今回ご紹介したものは、ほんの一部です。
思いつくことがあったらまとめて再度ご紹介していきたいと考えています。
当たり前だけど役に立つ知識をこれからも伝えていけたらと思います。
コメント