今回は「しぐれ煮」をテーマにしていきます。
そもそもしぐれ煮とはどういう煮物なのか、佃煮とは何が違うのかの説明からしていきます。
しぐれ煮とは?
もともとは、ハマグリを使い、生姜の薄切りを入れた佃煮の事です。
現在では、浅利や牛肉などを使っていてもしぐれ煮と呼んでいます。
代表的なのは「牛肉とごぼうのしぐれ煮」がよく聞くと思います。
簡単に言うと、生姜を使った佃煮の一種で、汁気が少なく、保存性が高い甘辛い煮物だと考えてください。
ですので、特に難しい料理ではありませんし、アレンジもしやすいのではないかと思います。
牛肉とごぼうのしぐれ煮の作り方
簡単な作り方を説明しますので、他の具材を入れたり、山椒を利かせてみたりと、アレンジしてみてください。
- ごぼうを切る
「ささがき」「輪切り」「乱切り」どれでもかまいません。 - ごぼうを下茹で
ごぼうを水から茹で、火が通るまで茹でたら、丘上げします。
下茹での方法は、後程リンクを貼り付けます。 - 牛肉を茹でる
そのまま煮物に入れてしまうと、少し臭みが出てしまうので、表面の色が変わる程度に熱湯にくぐらせます。 - 煮込む
ごぼうと牛肉を煮込んでいきます。
ここでは簡単な例なので、割下を使います。
割下の作り方は後程。
割下だけで煮たら濃くなってしまうので、出汁や水などで薄めます。
汁気がほぼなくなるくらいまで煮詰めたいので、はじめは薄いと感じるくらい出汁か水で薄めます。
生姜のスライスを入れ、強火で煮込んでいきます。
汁気が少なくなり、味を見て程よい濃さになったら完成です。
注意点としては、しぐれ煮を食べる時に温めて出すか、冷めたまま食べるかによって、味の濃さが変わってきます。
冷めると甘味と塩味が濃く感じるので、温かい状態で味見した時と違ってくるので、その辺を考えながら濃度を調整しましょう。
下茹での考え方はこちらを参考にしてください。
煮物の考え方がわかれば、料理が上達できる。煮物の基本2
以前に、煮物の基本を肉じゃがを通じてご紹介しましたが、今回はさらに掘り下げて、煮物の作り方をご紹介します。
この作り方でごぼうを下茹でしください。
続いて割下の作り方です。
家庭の調味料で出来る、簡単な割下の作り方と応用
さて、今回は割下についてまとめてみます。
作り方は調味料を合わせるだけなので、市販のものを買う必要はありません。
保存もきくし、すき焼き以外の料理にも使えるので、多めに作り置きしておいても宜しいかと。
こちらを参考にしていただけたらと思います。
まとめ
和食の難しい煮物だと考えがちのしぐれ煮ですが、保存性にも優れ、煮詰めていくだけなので、簡単で便利な煮物です。
先述にもありますが、実山椒などを入れて炊いたりしてもアクセントになり美味しいと思いますし、食材は煮込んでもぼろぼろにならない物を選べば、何でも良いと思います。
途中で汁気が残っていてもこれ以上濃くしたくない場合は、火を止め、地から上げてしまえば問題ないので、微調整も簡単にできます。
ごはんのおかずやおつまみにはちょうど良い煮物なので、難しく考えず作ってみましょう!
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