以前から取り上げられている、炭酸水の効果ですが、そのまま飲んでももちろん効果はありますが、料理にも幅広く活用でき、様々な効果があります。
色々な効果をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
そのまま飲んだ時
良く聞くのは、デトックスですね。
毒素排出ということですが、ただの炭酸ではどんな効果があるのでしょうか?
ダイエット
炭酸ガスが胃の粘膜を刺激し、消化機能が促進します。
また、腸の活動も活発化され、便通の促進につながります。
もう一点は、炭酸水を摂取することで、血管の中に炭酸ガスが入ります。
そうすることで、酸素不足となり、エネルギーを消費します。
また、炭酸ガスにより満腹感が得られるため、食欲を抑えられる効果もあるので、ダイエットには非常に効果があります。
疲労回復
疲労物質の水素イオンを炭酸が中和する効果があると言われています。
また、先述したように、血管を拡張させますが、エネルギーの消費だけではなく、血流の促進が期待できます。
炭酸水を直接飲むことで得られる大きな効果は、この2点です。
続いて料理への活用方法です。
料理への活用方法
炭酸ガスの効果で色々と料理に活用でき、水の代わりに使うだけでクオリティーが上がります。
お米
水の代わりに炭酸水を使うだけで、ふっくらもちもちに仕上がります。
なぜかと言うと、米の中に浸透した炭酸が気泡化し、米の中に小さな気泡が入るため、ふっくら炊けるのです。
炊く時の水分量は、通常の水の1.2倍が良いとされています。
魚の臭み消し
魚の臭み成分である「トリメチルアミン」はアルカリ性のため、弱酸性の炭酸水と中和し、臭みが消えるのです。
炭酸水で魚を洗うだけで効果はあります。
てんぷらの衣
これは良く聞くかもしれません。
炭酸水を少し使うだけでカラッと揚がります。
天ぷら粉を使うのと、薄力粉、卵、水で作るのでも変わってきますが、衣に最後に炭酸水を少し加えるだけで問題ありません。
衣の中に発生したガスが、揚げた時に熱を持ち、中からも火が入りやすくなるためです。
また、氷を入れるのも聞いた事があると思いますが、温度差ができてしまうので、あまりお勧めできません。
肉を柔らかくする
肉が固くなる原因のひとつとして、焼いたときに水分が流出してパサついてしまう事があります。
肉のPHはPH5の弱酸性で、実はPH5というのは一番保水性が弱いと言われています。
これをどちらかに傾けることで、保水性を上げることができ、焼き上がりがしっとりとします。
炭酸水は同じく弱酸性ですが、PHは酸性によるので保水性が高まる訳です。
煮物
炭酸が繊維に浸透すると、熱を入れた時に繊維に隙間が出来、味が染み込みやすくなります。
時間短縮にもつながります。
代表的な効果は以上です。
これらを利用し、他の料理にも応用できます。
注意点
軟水と硬水
水と同じく軟水と硬水があります。
和食に活用する場合は、軟水の炭酸水を使いましょう。
味、香り付き
今回の記事で紹介した効果は、味や香りのない炭酸水の効果です。
味、香りがあると、ダイエット効果の影響が変わってきますし、料理には向きません。
密閉
煮物などで活用する際、蓋をして密閉して煮てしまうと、ガスが充満してしまう可能性があるので、必ず隙間を開けて料理しましょう。
原価
もし、お店で使う場合は、水に変えて炭酸水を使うだけで、原価がかなり上がってきてしまうので、注意が必要です。
まとめ
比較的安価で手に入りやすい炭酸水ですが、使い方次第で色々と活用できます。
もちろん普段の料理で、水の代わりにすべて使ってしまうと食費もかさんでしまいますが、ワンポイントで使うだけでも大きく効果がでます。
また、少し気が抜けてしまっていても料理に活用もできますので、うまく活用していきましょう。
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