魚や肉の臭み消しに有効な調味料、食材は何か?それぞれの効果について

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料理

料理酒や長ねぎ、生姜など臭み消しに使われる調味料や食材がありますが、実際効果が分からず、ただなんとなく使ってしまいますよね。
効果や使い方が理解していると、より効果的に使えるようになります。

今回はそれぞれの効果や役割をご紹介していきます。

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酒や本みりんなどのアルコール

こちらは以前に記事にしたので、こちらをご参照ください。

料理に調味料として酒を入れるのはなぜ? 実は欠かせない酒の効果
料理を作る時に、レシピに書いてあるから何となく酒を入れている人も、けっこう多いと思います。特に味としては弱いし、何のための調味料なんだろう? 効果が分かると料理には欠かせない調味料だと言う事と、使い所が理解できます。

アルコールには、素材と結びついて一緒に蒸発すると言う事です。

臭いの原因を取り除く効果です。

長ねぎ

よく青い部分を臭み消しに使用しますが、白い部分でも同じ効果です。
青い部分をあまり食べないので、臭み消しとして使用することが多いのです。

ねぎの独特の刺激臭は硫化アリルと言う成分が原因です。

この成分は水溶性で、熱にも弱いのが特徴です。
ゆっくり加熱の場合は溶けにくいのですが、急に加熱することで、甘味が増します。

薬味として使う時にも、水にさらすのはこの成分を逃がすためです。

ただ、臭い消しにはこの成分が大切なので、使う時に水にさらし過ぎないように気お付けましょう。

諸説あるのですが、長ねぎの臭い消しの効果は硫化アリルによる「マスキング」が一番だと考えられます。

刺激臭によって、生臭さを隠す効果です。

生姜

これも長ねぎと同じ「マスキング」の効果です。

生姜の香味成分が魚の臭み成分を隠す。と言う事です。

他のハーブやスパイスも同じような効果です。

酢、梅干し

酢や梅干しのクエン酸は酸性なので、魚の臭いの原因であるアルカリ性の「トリメチルアミン」と中和して臭いを消してくれます。

柑橘系の果汁をつけたり、かけたりするのも同様の効果です。

乳製品

乳製品のタンパク質には、臭いを付着させる効果があります。

これにより、牛乳などに10分程度浸け、洗い流すと臭いが落ちると言われています。

まとめ

臭い消しと言っても、それぞれ違った効果があることが理解していただけたと思います。

大きく分けて「元を消す」「隠す」「付着する」の三種類に分けられます。
これらは単体で使うよりも、複数使うことで、相乗効果が得られます。

例えば、魚の煮付けに酒を入れ、生姜と一緒に煮込み薬味でねぎを使う。

昔からやっている事ですが、臭い消しには絶大な効果がある事が、今回の記事を読んでいただけたら理解できますね。

美味しく食べる、作るには、このような知識も必要になってきます。
一度理解してしまえば、難しい事ではないので、知識として、参考になれば幸いです。

プロフィール
この記事を書いた人
ryourin

3人の子を持つパパです。
今は会社にぶら下がりながら、それなりに働いてます。
元料理人の知識を活かし、少しでも料理に関心を持ってもらい、料理を楽しんでいただけたらと思います。

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