なぜ魚には旬があるのか?旬の魚が美味しい理由

スポンサーリンク

世界中を回遊する魚もいますが、日本近郊で常に魚はいるはずなのに、なぜ旬と呼ばれる美味しい時期が存在するのか?

例外もありますが、基本的には産卵前と言われています。

スポンサーリンク

産卵前の魚が美味しい理由

旬と呼ばれる魚ですが、基本的には産卵前に栄養をつけるために美味しくなると言われています。そのため、栄養価も高くなります。

逆に産卵直後は、身が痩せてしまい味も落ちます。
雄と雌の違いも少ないようです。

そのため、一年中存在していますが、旬の時期以外は市場には出回らないようになっています。

産卵の時期は魚によって異なりますが、冬の魚が美味しいと言われるのは、春に産卵する魚が多いためです。

アジの旬

ではなぜ、アジは一年中出回っているのか?
それは、アジが日本各地に存在し、回遊しているものもいるし、瀬付きと言われ湾内に住み着いてるものもいるので、産卵のタイミングもそれぞれ異なるからです。

それにより、一年中美味しいアジが食べる事ができるわけです。

余談ではありますが、瀬付きのアジが美味しい理由は、
回遊せずに、湾内に住むことで、エサをたっぷり食べ脂がのるからです。
また、漁協や漁師さんの扱い方も、回遊のものよりもかなり丁寧に扱っているからです。

実は、魚は捕り方とその後の扱い方で大きく味が変わってきます。
そのため、瀬付きのアジはさらに美味しいのです。

貝の旬

アサリなどの貝類も同じ考えです。

産卵前に栄養を蓄え身も大きくなります。
魚と同様で、産卵を終えると身が縮み、味も落ちてきます。

産卵期が美味しい魚

例外として、産卵期に美味しくなる魚もいます。

ハモ、ドジョウ、マゴチ

が夏の産卵期にかけて美味しくなると言われています。

ただ、ハモに関しては、実は晩秋が本当の旬と言う話もあります。
産卵を終え、冬に冬眠するため、栄養を蓄える晩秋が一番の旬。

正直、この時期にハモは出回らないので、私も食べたことはありません。
地元の淡路でしかほぼ出回らないそうです。

一度食してみたいものですね。

まとめ

日本は海に囲まれていて、一年中美味しい魚が食べられます。
旬を知ることで、季節感もわかり、より楽しめます。

魚の文化が薄れてきていますが、旬の魚を理解し、美味しく料理することで、素晴らしさがわかると思います。

せっかく魚の美味しい国にいるのに、食べないのは非常にもったいない事です。
知識を広げ、美味しい魚を食べましょう!


プロフィール
この記事を書いた人
ryourin

3人の子を持つパパです。
今は会社にぶら下がりながら、それなりに働いてます。
元料理人の知識を活かし、少しでも料理に関心を持ってもらい、料理を楽しんでいただけたらと思います。

ryourinをフォローする
少しでもお役に立てたら↓↓をクリックしてもらえると嬉しいです。
スポンサーリンク
ryourinをフォローする
元料理人Blog

コメント

タイトルとURLをコピーしました