今後の方向性について考えましたが、しばらくは、煮物に特化したブログにしていきます。
と言う訳で今回は筑前煮です。
難易度は特に高い訳ではありませんが、ちゃんと作ろうと考えると、少し手間が多いかもしれません。
メインは根菜の処理になってきます。
少し手抜きの方法も紹介しようかと思います。
実際作ってみたら意外と簡単に美味しく出来てしまいます。
材料
- 鶏肉
- 干ししいたけ
- 人参
- 里芋
- 蓮根
- ごぼう
- 和だし
- 薄口しょうゆ
- みりん
※上記の根菜類は一例ですので、必ずこれを使え、と言うわけではありません。
根菜以外は筑前煮を作る上では使っていただきたいです。
さらに青味(ほうれん草等の、葉野菜を茹でたもの)があると、盛り付けた際に、より美味しく見えます。
料理は見た目も大事です。
お料理屋さんに行くと、煮物には必ずと言って良いくらい青味が盛られています。
自分で作った時に見比べてみると、分かりやすいのですが、あるとないとでは、全然見た目が変わってくるので、誰かに作る時には、是非青味も添えてください。
作り方
さて、ここで大切なのが根菜の下茹でです。
まずは下茹でのやり方考え方をご紹介します。
下茹で
まずは上記の根菜の皮をむきます。
里芋以外は乱切りで。
里芋はサイズにもよりますが、六方か八方剥きにし、一口大に切ってください。
根菜は、それぞれ火の通る時間が違うので、別々の鍋で水から茹でます。
水から茹でる理由は、中と外の温度差を少なくするためです。
沸騰したお湯に入れてしまうと、外側が一気に高温になり、中まで火を通そうとすると、外側が崩れてしまいます。
これが、『煮崩れ』という現象です。
水から茹で、沸いたら弱火にします。
竹串などを刺してみて、スッと通ったらザルにあげます。
そして、そのまま常温で冷まします。
これを『丘上げ』と言います。
こうする事で、余熱で中まで火が入る事と、余計な水分を飛ばす事ができます。
※ここまで時間をかけたくないと言う方には
電子レンジでも可能です。
レンジでも水分が飛ぶし、中まで均等に火が入りやすいです。
ただ、やりすぎると、かちかちになってしまうので、気をつけてください。
なぜ、『丘上げ』をし水分を飛ばす必要があるかと言うと、水分が抜けた分、その後味を入れる時に中まで味が染み易くなるからです。
流水で冷ますと水を含んでしまい、味が入りにくくなるのと、だしに水が出てしまい、味付けも難しくなります。
これで、根菜のは下茹で完成です。
煮る
まずは、干ししいたけを水で2時間くらい戻しておきます。
鍋に鶏肉を入れ、だしと干ししいたけのもどし汁を入れます。
この汁がさらに旨味を引き立てます。
だしのとり方はこちら
だしの量は、鶏肉の上から2cmくらいを目安で。
では、火にかけます。
沸いてきたら、あくが出るので、丁寧にすくってください。
そしたら、根菜、しいたけを入れてください。
一度沸いたら、薄口醤油、みりんを入れます。だいたい同量です。
少し煮詰めるので、あまり濃くならない様にしてください。
これで、全ての具材に火が通ったので、後はお好みの味まで煮詰めたら完成です。
一度冷ました方が中まで味が入ります。
基本煮物は、最終的には、だし汁の味に近づくので、だし汁の味を見てください。
後は盛り付けたら完成です。
まとめ
文章にすると、簡単に感じるかも知れませんが、ある程度慣れていないと、時間が掛かってしまいます。
ただ、やらない事には何事も上達しません。
包丁の扱いもすぐにはなかなか出来ないと思いますが、誰でも最初は苦労しますので、諦めずに、こつこつと作り続ける事が上達への近道です。
美味しい料理は人を幸せに出来ます。つまらない日常でも最後に美味しい料理を食べると、報われますね。
出来れば、毎日美味しい料理を食べて幸せな日々を送りましょう!
コメント
[…] 慣れると簡単。筑前煮の作り方 […]