レシピが全てではない。割合で覚える料理

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割合

今回は、レシピと割合について、ご紹介します。

レシピ通り作ったけど、いまいち上手く出来ない事ってけっこうあると思います。
私も、料理サイトを見ることがあるのですが、少し見ただけで、信用できるレシピか、気まぐれのレシピかを見分ける事ができます。

だいたい料理人は、割合を使って作ることが多いので、レシピで割合が作れないものは、真似しても上手くいかない事があります。

おそらく、作り慣れていない人が、投稿したレシピなので、参考程度にしたほうが良いかと思います。

さて、それでは割合についてご説明します。

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割合(割り)

和食では、割合の事を『割り』と言います。

この割りの使い方を覚えると、料理の幅を広げられるのと、味のぶれが少なくなってきます。

一番多く使われるものが、『だし』:『薄口しょうゆ』:『みりん』です。


それではこの割りを使った料理を、いくつかご紹介します。
ただ、この割りは、お店や、人によっても変わってきます。

なので、自分の好みとは違うと思ったら、割合を調整してみてください。

割合で考えると、調整もしやすくなります。

割り 参考

※例
「8:1:1」と書いてある場合は、『だし』『薄口醤油』『みりん』の順序です。

それでは割りです。

一番良く使われるのが、「8:1:1」です。

茹でた野菜をこの地に浸けておくだけて、お浸しになります。
ちなみに、地は一度沸かしてから、冷まして使用してください。

あとは、「あん」を作る時もこの地で作ると、程好い感じになります。

きのこや湯葉などを入れて、沸かし、葛や片栗でとろみをつけたら完成です。
生姜を搾ったり、ゆずを入れるとさらに深みが増し、本格的になってきます。

この地の味を覚えて、ベースにするとアレンジもしやすくなります。

続いて「5:1:1」です。
この地は天つゆに使います。
お店によっては「6」のところもあるので、お好みで。

要はだしの割合が、「8」を下回るとつけだれに使う事が多くなります。

そしてさらに濃くして、「4:1:1」にし、薄口の代わりに濃口にすると、めんつゆっぽい味になります。

めんつゆほどこくはありませんが、それくらいの塩分濃度と甘味になります。
大根おろしを入れて、みぞれ煮にするくらいがちょうど良いかと。

まとめ

レシピで覚えてしまうと、その料理しか作れなくなり、毎回レシピを見て大変です。

割合を覚えてしまえば、この料理は最終的にこれくらいの味にしたいから、この割合にしよう。と考えられるようになり、いちいちレシピを見なくても作れるようになってきます。

ネット等で検索して上手くいったレシピがあったら、そのままではなく、割合に直してメモしてみてください。

そうすると、少し調味料を変えるだけで、アレンジもききますし、量の加減もしやすくなります。

それでは、今日も美味しい料理を食べて、幸せになりましょう!

プロフィール
この記事を書いた人
ryourin

3人の子を持つパパです。
今は会社にぶら下がりながら、それなりに働いてます。
元料理人の知識を活かし、少しでも料理に関心を持ってもらい、料理を楽しんでいただけたらと思います。

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