皮ごと食べると栄養満点。自然薯の栄養と長芋との違い

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料理

自然薯、山芋、長芋の違いと聞かれると、何となくわかりますが、はっきり答えられる人は少ないと思います。

体に良さそうだけど、実際に何が良いのかというのもあまり知られていないです。

まずはそれぞれの違いについてご紹介していきます。

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自然薯、山芋、長芋の違い

まず「山芋」ですが、自然薯も含め、ヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類される芋の総称の事です。

なので、山芋の一種の自然薯と言う事です。
「つくね芋」「大和芋」なども山芋の一種で地方によって呼び名が変わったりします。

そして「自然薯」ですが、山芋の一種で、日本原産で山に自生している種類です。
ただ、近年では栽培も行われるようになり、以前よりは手に入りやすくなっています。

続いて「長芋」です。
長芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモに分類されます。中国から伝わったとされています。
水分が多く他の芋より粘りが少ないのが特徴です。

栄養の違い

それぞれの栄養はそれほど変わりがないようです。ただ、自然薯は栄養素自体は変わりありませんが、食物繊維の含有量は多いです。

栄養

様々な栄養がバランスよく含まれています。その中でも特筆すべきものをご紹介します。

アミラーゼ

この酵素の効果により、消化吸収が促進されます。また、含有量も多いので、他の食材よりも効果が高く、食欲促進や食後の胃もたれに非常に効果があります。

アルギニン

自然薯に多く含まれ、生殖能力を強める成分です。

ジオスゲニン

ホルモンバランスを整える「DHEA」を増やす作用があります。
「DHEA」とは、神経伝達物質のドーパミンを適切な量にしたり、ホルモンの分泌を促進させる効果があるものです。がんの予防や、認知症などに効果があると言われています。

その他の栄養

むくみを解消する「カリウム」や免疫力アップする「サポニン」。
また、抗インフルエンザ作用がある「ディオスコリン」と言う成分もあります。

これだけ見ただけでも非常に栄養効果が高い事がわかりますね。

栄養を活かす食べ方

生でも焼いたり、揚げても美味しいですが、栄養の観点から考えると「皮ごとすりおろして生で食べる」が一番です。

加熱することで、アミラーゼやビタミンなどは失われてしまいます。
もちろん生食が苦手な方は、加熱しても残る栄養はあるので、ある程度の栄養は摂取できます。

皮や皮付近には栄養が多いので、出来れば皮ごと食べたいところです。

その際に、皮の周りを炙り、細かいひげを焼き、砂などがある場合はきれいに洗ってからすりおろしましょう。

アレルギー反応により、手が痒くなってしまうことがあるので、手袋をしながらの方が良いです。

まとめ

自然薯は古くから漢方として使われたりしていた事を考えると、やはりそれなりの効果があることがわかります。

特に最近の環境では、免疫力を高めたり、インフルエンザにも効果があり、そして消化吸収が良くなり他の栄養も効果的に摂取できます。

さらにがん予防にも効果があったりと非常に優れた食材であることが理解できたとおもいます。

美味しく健康的に摂取しましょう!


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