なぜ、ビタミンEの次がビタミンK?体に必要なビタミンの謎と役割

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料理

ビタミンと聞くと、AやDとかB12など何がどうなっているのか少し分かりにくいですよね?

そして、ビタミンEの次がビタミンFではなく、ビタミンKになります。また、なぜBだけが12まであるのかも分かりませんよね?

ただ、人間にはとても大切な栄養のひとつなので、理解して摂取することは大切な事なので、覚えておきましょう!

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ビタミンとは

分かりやすく言うと、他の栄養素の手助けをする栄養素だと考えるのが早いです。ビタミンだけでは、骨や血などは作れませんが、それらを作りやすくする役割をしています。

また、現在ではビタミンは13種類認められています。
そして、大きく分けると水溶性と脂溶性の2種類に分類されます。

水溶性のビタミンは熱や水に弱いので、極力加熱時間を短くしたり、流水に晒し過ぎない事が重要です。また、過剰に摂取した場合は、尿として排出されるので、過剰摂取してもあまり問題ありません。

脂溶性のビタミンは、油と摂取すると吸収が良くなります。
ただ、水に溶けにくい分体内に蓄積しやすくなるため、過剰摂取は控えましょう。

バランスよく食事から取り入れる分では過剰摂取にはなりませんが、サプリメントなどで摂取する場合は、気を付けましょう。

ビタミンの順番と飛ばされたアルファベット

ビタミンには13種類あると言いましたが、まず名称をあげていきます。


ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシンパントテン酸、葉酸、ビオチン

です。
これをみると色々なぜ?が生まれてくると思います。

順番

発見された順番と言う説が一番有力です。

Bだけ種類がある理由と数字が抜ける理由

ビタミンBだけが12までありますが、研究するうちに同じビタミンBだと考えられていたものが、実は違う成分であることが発見され、数字がつくようになりました。3や4などもあったのですが、ビタミンとは呼べない成分だとされ、削除されたため2の次が6になった訳です。

そしてビタミン~とつかない4種類はビタミンB群ではありますが、特に意味はなく、ビタミンB3がナイアシンと呼ばれています。

Eの次がKの理由

これには諸説ありますが、ビタミンB同様FやJなども当初はあったようで、ビタミンとは言えないため、削除されました。

ビタミンKが発見されたときにはすでに削除されてはいましたが、一度ビタミンJまで名称があったためビタミンKにしたと言う説とドイツ語で「固める」という意味の「Koaguration」の頭文字からとったと言う説があります。

ぞれぞれのビタミンの効果と特徴

ビタミンA

・脂溶性
・効果・・・肌の健康維持。視覚の暗順応。粘膜の調整。
・食品・・・緑黄色野菜、レバー、うなぎなど

ビタミンB1

・水溶性
・効果・・・糖質をエネルギーに変える。皮膚と粘膜の健康維持。
・食品・・・豚肉、ぬか、レバー、豆類など

ビタミンB2

・水溶性
・効果・・・皮膚と粘膜の健康維持。糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える。
・食品・・・レバー、うなぎ、納豆、乳製品、卵など

ビタミンB6

・水溶性
・効果・・・たんぱく質をエネルギーに変える。皮膚と粘膜の健康維持
・食品・・・バナナ、マグロ、カツオ、肉類など多くの食品に含まれる。

ビタミンB12

・水溶性
・効果・・・赤血球のヘモグロビンの生成を助ける。脳からの伝令する神経の健康維持
・食品・・・牡蠣、魚介類、肉類

ビタミンC

・水溶性
・効果・・・皮膚や粘膜の健康維持。抵抗力強化。抗酸化
・食品・・・果物、野菜、イモ類

ビタミンD

・脂溶性
・効果・・・骨を丈夫にする
・食品・・・魚介類、卵、きのこなど

ビタミンE

・脂溶性
・効果・・・抗酸化。生活習慣病の予防
・食品・・・ナッツ類、うなぎ、たらこ、食用油

ビタミンK

・脂溶性
・効果・・・出血時に血液を固める。骨の形成。血管の健康維持
・食品・・・納豆、緑黄色野菜

ナイアシン

・水溶性
・効果・・・糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える補助。皮膚や粘膜の健康維持
・食品・・・肉、魚類、レバー

葉酸

・水溶性
・効果・・・赤血球の形成の補助。血液を作る。
・食品・・・レバー、緑黄色野菜

パントテン酸

・水溶性
・効果・・・皮膚や粘膜の健康維持。エネルギー変換の補助
・食品・・・納豆、青魚、レバーなど

ビオチン

・水溶性
・効果・・・糖質のエネルギー変換の補助。皮膚の健康維持。
・食品・・・レバー、いわし、卵

まとめ

単体でとってもあまり機能しない栄養ですが、組み合わせることで、他の栄養を活かし、さらなる相乗効果を生みます。

現在では、これだけ食べてれば常に健康で長生きできるという食べ物は開発されていません。そのため、自身である程度栄養を理解し、バランスよく摂取することが求められています。

栄養を理解し、健康的な食事をしていきましょう!


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