初めての調理実習で作ったフレンチドレッシングですが、同世代の人に聞くとほとんどの人が美味しくなかったと答えます。
最近は作っているかわかりませんが、なぜあんなに美味しくなかったか疑問です。
あれを習ったところで、家で作りませんよね?
大人になってフレンチドレッシングをサラダにかけて食べた時は、少し嫌悪感がありましたが、調理実習で作った味と違い、美味しく感じました。
いったい何が違うのか?
学校で教えるくらいなので、使う調味料などは間違わないと思います。
という訳で、今回は調理実習のフレンチドレッシングについて考察したものをまとめていきます。
フレンチドレッシングとは?
そもそもフレンチドレッシングとは何か?ということを理解することが大切です。
そもそもフレンチドレッシングとはフランス料理のヴィネグレットソースをベースにアメリカで砂糖やケチャップを言います。
ただ、調理実習で習ったものはヴィネグレットソースを参考にしたものだと考えられます。
主に使われる材料は・・・
- 油
- 酢
- 塩こしょう
これをベースにマスタードやレモン汁を加えます。
記憶がおぼろですが、調理実習でも上記の3点で作った気がします。
では、なぜ同じような原料を使ってもこんなに味が違うのか?
それぞれの違い
実際に料理人時代に作っていたドレッシングと照らし合わせて考察していきます。
材料の違い
・調理実習のドレッシング
- サラダ油
- 酢(醸造酢)
- 塩こしょう
・料理人時代のドレッシング
- オリーブオイル
- 白ワインビネガー
- 塩こしょう
- マスタード
一番わかりやすく違うのは「マスタード」の有無です。
もちろん味は変わりますが、これが決め手ではない気がします。
メインで使う、油と酢の違いが大きいと考えられます。
サラダ油は癖がないように作られているため、酢と塩こしょうの味がダイレクトに感じられます。
また、使う酢も癖がないため、風味などが弱く、味だけが際立ってしまうので、あの味になってしまいます。
オリーブオイルと白ワインビネガーどちらか一方でも使っていたら、もう少し美味しくなっていたと考えられます。
油の違いについてはこちらを見てください。
【サラダ油の原料は?】サラダ油の常識と原料 他の油との違い | 元料理人Blog (ryourininpapa.com)
その他にも理由を考えてみました。
撹拌の違い
調理実習では、材料をボウルに入れホイッパーで混ぜ合わせるだけでした。
一方、私が作っていたドレッシングは一度よく混ぜ乳化させ、ディスペンサーなどに入れ、使う直前にもよく振り、乳化させてから使用していました。
これによって味がバラバラにならずに食べられ、分離して酢の味が際立つこともありません。
調理実習の材料でも、しっかりと乳化させることで印象がかなり違ったかもしれません。
以上の2点が大きな理由と考えられます。
まとめ
使う材料などはそれ程変わりませんが、ちょっとした違いで大きく味が変わる事がわかりました。
今回の考察であげた2点は・・・
- 材料の違い
- 乳化
です。
おそらく、どちらかでも使っていたらもう少し美味しくなったかもしれませんね。
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