里芋って料理するのに手間がかかり、どうしても遠ざけてしまいますよね。
皮を洗ってむいて、そのあと下茹でする。この下準備を想像すると今日はやめとこうと思い、買うのも思いとどまってしまいます。
今回はそれが少し楽になる方法をご紹介していきます。
楽な皮のむきかた
皮は洗いますが、洗った後に鍋に入れ、水から茹でます。
すっと竹串が通るようになったらザルにあけ冷まします。
ある程度冷めたら、皮は手でむけます。
もちろん蒸しても効果は一緒です。むしろ蒸した方が、栄養の流出は防げます。
これだけで一気に皮むきが楽になり、しかも下茹でまで終わってしまいます。
先述したように、皮を洗い、包丁で皮をむき、下茹でするよりもかなり手間が省け、包丁の扱いが苦手な方でも楽に皮がむけます。
里芋の料理の仕方
上記のように下処理さえ終われば、その後は難しくありません。
筑前煮の場合
基本的な作り方はこちらを
里芋を入れるタイミングですが、煮込み過ぎると煮崩れてしまい、全体にとろみがついてしまいます。
なので、完成する手前くらいに入れ、軽く煮込む程度で十分です。
そして、味をしみこませるために一度冷まし、再加熱すれば味も入っていき、煮崩れも防げます。
煮っころがしを作る時も、煮すぎると団子の様になってしまいます。
根菜やイモ類の味入れの基本ですが、下茹でをし、味をしみこませたい煮物の場合は一度冷ます事です。
里芋は味を入れて炊いたものを、水気を切り、片栗粉をつけて揚げる「唐揚げ」も美味しいです。
そとはサクッとなり中は柔らかいので、食感も良いです。
里芋の種類
あんまりスーパーなどでは見かけませんが、里芋も意外と種類が多いです。その中でも、比較的流通の多いものをご紹介します。
- ・石川早生(イシカワワセ)
旬が夏から始まります。
蒸して皮をむき、8月15日の十五夜に「きぬかつぎ」として食べる習慣があります。 - ・えび芋
京野菜です。形が大きめで反っていることがえびに似ていることから名付けられたそうです。
流通している里芋より粘りが少なく、煮崩れもしにくいのが特徴です。味もしっかりとある印象です。 - ・タケノコ芋
京芋とも呼ばれています。
真っすぐに長く、土から出ている姿が筍に似ているところから名付けられたそうです。
えび芋よりも粘りが少なく、煮崩れもしにくいです。
この三種類が比較的流通の多い種類かと。
えび芋もタケノコ芋も京芋と呼ばれることがあるため、分かりにくいかもしれませんが、形状をみると両者の違いはすぐにわかります。また、この2種類は意外と高価です。
下処理や料理方法は変わりません。
まとめ
里芋を見ると、料理するのが手間だなあと思ってしまいますが、今回の下処理の方法を使うと少し手間が省けます。
何より、旬の里芋は美味しいです。
早ければ、夏の終わりくらいから、冬の終わりくらいまで流通し、美味しい状態で食べることが出来ます。
美味しく料理し、旬を楽しみましょう。
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