昔からよく聞く、「鰻と梅干」など科学が発達する前から言い伝えられている「食べ合わせ」ですが、本当にあっているのかわかりませんよね?
意外と理解していると、健康的な食べ合わせもあるし、逆に体に負担をかけるものもあるので、覚えておいて損はありません。
今回は、「食べ合わせ」についてまとめました。
古くから伝わる食べ合わせ
元は中国から伝わったとされています。「合食禁」と呼ばれ、時代と共に進化していったそうです。
現在でも科学的に研究は行われています。
具体例
- 鰻と梅干
これは迷信です。
鰻の脂っこさと梅干の酸味が刺激し合い、消化不良を起こすと言われていました。
実際は酸味が消化を助けるので、むしろ良い食べ合わせです。 - 天ぷらと西瓜
これは本当です。
冷たいものと油が胃に負担をかけ、消化に支障をきたす事があります。
(天ぷらと氷水も同じです。) - 鮎とごぼう
現在では迷信です。
当時は冷蔵技術が開発されていなかったため、旬が大幅にずれている食材同士は食中毒が起こりやすいことから言われるそうです。
(類似の食べ合わせで、あさりと松茸もあります。) - おこわとふぐ
これは迷信です。
高級食材を食べすぎないように作られたようです。
このように、迷信もありますが、間違いではないこともありますし、時代背景にもよってきます。
それでは、現在言われているものもご紹介します。
現在の食べ合わせ
もちろん良い組み合わせもありますが、今回は良くない食べ合わせをご紹介します。
- トマトときゅうり
害があるわけではありませんが、きゅうりに含まれる酵素がトマトのビタミンCを破壊してしまいます。
酢を加えることで、防ぐことが出来るので、ドレッシングやマヨネーズをかけると良いでしょう。 - ほうれん草とベーコン
よく使われる組み合わせですが、ベーコンに含まれる添加物の一種がほうれん草の鉄分とカルシウムの吸収を妨げるようです。 - スイカとビール
これは危険です。
両方とも水分が多いのですが、利尿作用もあり、脱水症状が起きやすくなってしまいます。 - 緑茶と鉄分
緑茶の成分が鉄分の吸収を阻害してしまいます。
食後にすぐ飲む習慣のある方は、鉄分を摂取しているつもりでも、吸収されず、貧血などになりやすくなってしまいます。 - ソーセージとバター
バターに含まれる酸化防止剤とソーセージなどに使われる発色剤の亜硝酸ナトリウムが結合すると、発がん物質が合成されます
両方とも添加物によるものなので、自家製でしたら大丈夫です。 - メントスと炭酸
意見がわかれていますが、極力避けた方が良いです。
胃の中で混ざると、急激に発泡し命の危険もあると言われています。
何も起こらないという検証もありますが、リスクを冒す必要はないので、やめておきましょう。
まとめ
昔から言われているものには時代背景もあるので、全てが正しいわけではありませんが、正しく理解することで健康被害も少なくなります。
特に現在では科学も発展し、科学的根拠に基づいているので、覚えていて損はありません。
正しく理解し、健康的に栄養を摂取しましょう!
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